仕事と育児の両立に悩み続けた末、私は正社員の仕事を手放すことに決めました。
フルタイムで働く毎日が限界でした。
1日8時間、週5日勤務という働き方は、もう自分には続けられない。
そう痛感した私は、「今後も正社員として働くのは無理なんだろうな」と思うようになっていました。
そんなとき、職業訓練のなかで受けたキャリア相談で「働き方は一つじゃない」と思えたことで、気持ちが少し前向きになった経験について書いていきます。

はじめまして、牧野いとです。
仕事と育児の両立に悩み、14年勤めた製薬会社を退職。
現在は、WebマーケティングやWebデザイン、ライティングを学びながら、働き方や学び直しのリアルを発信しています。
「このままでいいのかな」と感じたとき、少し立ち止まるきっかけとなるような記事を目指しています。
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育児中の私に立ちはだかった現実

子どもが小さい今、正社員として働くのは現実的ではない――。
自分自身が育休復職後にフルタイムで働いていた経験と、転職エージェントとの面談から、感じていたことです。
朝の支度から送迎、帰宅後は家事と育児。
1日8時間フルで働くと、気持ちの余裕が全く持てませんでした。
それなのに、求人サイトには「週5日フルタイム勤務」が当たり前のように並んでいて、「自分にはもう選べる仕事がないのかもしれない」と感じるようになっていました。
仕事をしたい気持ちはある。
でも、子どもや家庭を犠牲にはしたくない。
その葛藤のなかで、私は正社員という選択肢を自然と遠ざけていきました。
キャリア相談で知った「キャリアをつなぐ」という考え方
そんな時に受けたキャリア相談で、担当のキャリアコンサルタントの方から、思いがけない言葉をかけてもらいました。
「今すぐ正社員にならなくても、キャリアは細く長くつなげていくことができますよ。“今の自分にできること”を続けていれば、いつかまた、大きく踏み出せるときが来ます。」
自分ひとりで悩んでいたときには、考えもしなかったことでした。
私はずっと、「正社員を辞めたらキャリアが終わる」と思い込んでいました。
でも、働く形は一つではないと知って、「働き方を見直していいんだ」と思えるようになり、その積み重ねも自分のキャリアの一部になると気づかされました。
育児中だからこそ、今の自分に合う働き方を選んでいい
相談を通して、私は「なぜ働きたいのか」を考え直すことができました。
もちろん収入は大切です。
でもそれだけでなく、「誰かと関わること」や「母ではない自分の役割を持つこと」も、私にとっては欠かせないものでした。
育児中は、自由に働ける時間も体力も限られます。
大切なのは、“あの働き方には戻れない”と嘆くことではなく、“これからの自分に合った働き方をどう選んでいくか”という視点なのかもしれません。

私は、「暮らしとキャリアを両立させていくこと」が目標です。
育児と仕事の両立は、もっと自由で大丈夫
育児中に転職を考えると、
「時間が足りない」
「正社員は無理」
「ブランクが不安」
・・・と悩みは尽きません。
でも、自分に合った働き方はきっとあります。
正社員という働き方にこだわるより、キャリアを途切れさせずに積み重ねていくことを優先したいと思いました。
パート・派遣社員・業務委託など、状況に合わせて働き方を柔軟に変えていく。
職業訓練でスキルを学びながら、キャリア相談で働き方の選択肢を知ることができたのは、大きな転機でした。
もし今、ずっと1人で悩んでいるのなら、一度誰かと一緒に考えてみるのも、前に進むヒントになるかもしれません。
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働き方に正解はありません。
それでもいいと思えたことで、私は前に進めるようになりました。
同じように悩んでいる誰かの、小さなきっかけになれたら嬉しいです。
在宅・時短・柔軟な働き方を探している方へ
私もまだ、就職先が決まっているわけではありません。
それでも、「今の自分に合った働き方ってなんだろう?」と考えるなかで、少しずつ情報を集め始めました。
もし今、同じように「働き方を見直したい」と思っている方がいたら、参考程度にのぞいてみてはいかがでしょうか。
“いまの自分”で働ける場所は、きっとどこかにあります。
そう思えるようになる第一歩として、私も少しずつ動き始めています。

調べてみるだけでも、「こういう選択肢もあるんだ」と思えます。


